世界No.1暴走族・天海朧月 下

抱き締められたまま深いキスをされる。

あぁ……このまま、時が止まればいいのに。


「ん、はぁっ……優心」

優心
「っん?」


「……離れたくない」

優心
「っちょ……、」

ドサッと優心を勢いで押し倒した私。

じわっと涙が出てきた。

優心
「……七聖?」


「……不安、だよ………」

ダメだって、わかってる。

優心たちの前で、そんなこと言っちゃ優心たちを不安にさせるだけだって。