「次また何かされたら俺に言え」

私の腕を引っ張り全力で走り出す

その背中はとても大きく

「ま、待って!!」

何故だかキラキラして見えた。

「俺がいつでも駆けつけてやるから」

周りの景色に色がついて

街はとても賑やかで

たくさんの音や声が響いては

私の胸を弾ませた。

こんな世界、


見たことなかった。