「はぁーーーーっ!!き、着替えてる!いつ?ねぇ、私自分で無意識に着替えたの?ねぇ、翔!!」

私は翔の肩をつかんで翔をブンブン振った。

「だってしょうがなかったんだよ、結月の汗が凄くてさ。体拭かなきゃダメでしょ。それにあんな汗だくの服なんて着せたままにできないし」

翔はクローゼットから私の部屋着を見つけて着替えさせてくれたみたい。

着替えるってことは、着ていた服を脱がせるってことだよね?

それに体の汗を拭いてくれたみたいで・・・って!

「もう、翔のばか!エッチ!」

私は翔に向けて枕を思いっきり投げた。

けど、さすがバスケ部。それをパシッと受け取った。

「あばれるな、結月。どうせ俺のものなんだから、別にいいだろ」

もう、翔ってそんなキャラだった?もうなんならただのエロじゃん!

「もう、バカ翔!」

「それだけ元気になればもう大丈夫だな。でもまだゆっくり休んでるんだぞ」

そう言って部屋から出ようとした翔のシャツの裾を咄嗟に握って翔の動きを止めた。