気にしなくてもいいのかもしれないけど、友哉くんと二人になることを高槻先輩に伝えておいた方がいいような気がして、初めてメールを送信した。
≪高槻先輩、結月です。今日、友哉くんときちんと話をしようと思います。先輩は気にならないかも知れませんが、一応連絡しました≫
先輩から直ぐに返事が来た。
≪気にしない訳ないでしょ≫
ん?それだけ?文章短かっ!
≪結月全然メールくれないし≫
ん?また短いメール
≪なんなの、結月。友哉に会うんだったら俺に会いたいって言えよ、ばか≫
はぁ~?ばかですって?なにこの人。
≪なんて、嘘。友哉に話す気になったんだね。もちろん、俺のこと話しといてよ。それと、俺も思う所があるから。結月と二人で会うのはもう少し待ってて欲しい≫
そっか、高槻先輩も会いたいって思っていてくれたんだ。
それだけで嬉しい。
先輩の“思う所”っていうのが気になるけど、先輩を信じてるよ。
≪先輩、メールありがとうございます。返事凄く嬉しい。私、今日頑張ってきます!≫