司会「宇宙一有名な星である地球からはるばるやってきてくれました。」
ステージの奥から7人が入場してきた。朝日英雄「メイクサウンドナウ!こんにちは。
サトシエンサコリャーの皆さん!これから180億人全員を興奮させまーす!!!!」
ライブ用のマイクを襟につけ、朝日英雄の声がコンサート会場中に広がっていく。
ビール・ゲッツ「今日はみんな楽しんでいってくれたまえ!!!」好田大血「セブンスター
ーーーー!」いつも冷静なイメージがある好田が大声を張り上げて盛り上げようとする姿に
6人は度肝を抜かれながら、コンサートは「セブンスター」という曲から始まった。
好田は最初、断っていたが、冷静だとコンサートが盛り上がらないので、声を張り上げて、観客
たちを盛り上げるようにサトシエンサコリャーのトップで「エンサコリャー7」の総合プロデュ
ーサーであるシナメルドに注意されてしまったのだ。それから、好田は従来の姿とはかけ離れた
姿をコンサートで披露することになった。地球では見れない、騒ぎまくっている好田だ。好田
以外の6人はその様子を慣れない感じで見守っていた。7人は練習しまくってきたダンスを
しながら、歌いまくる。口パクではなく、本当に歌うことにしていたのだ。下手でもいい。
とにかく一生懸命に自らできる最大限の力を発揮して、7人はコンサートをやり遂げた。
裕次郎の名前と顔写真入りのプレートを持っている観客もたくさんいた。裕次郎はとても喜んだ。
裕次郎「いいね。あなた。それ、自分で?ありがとう。じゃあ、これをあげよう!」と、サイン
入りの写真を一番前に座っている裕次郎のタトゥーが全身に入った観客にあげた。ウレン・バケ
ットは全身が白い衣装に身を包み、なんと一番ダンスがエンサコリャー7の中で上手だった。
覚えも一番早く、ビール・ゲッツから嫉妬された。約2時間30分にも及ぶコンサート。途中、
寸劇が入ったり、最後に7人の一言が予定されていた。朝日英雄「いやー、こんなにも皆さんの
前でダンスしたり歌ったりするのが面白いとは。意外な発見でした。やってみないと分かりません
ね。ハマりました。」好田大血「最初、私は恥ずかしかったです。やんちゃに騒ぎまくるという
のは。自分らしくないと。自分像がどんどんダンスしているうちに崩れていき、新しい自分と
巡り合えました。ありがとう。」佐藤栄柵「これから毎月、このコンサートをやるよ。それから
毎年、1枚のオリジナルアルバムを出しますから、これからこのサトシエンサコリャーを一緒に
盛り上げ、幸せにしていこう!」裕次郎「どうだ、おれが一番かっこよかっただろ?あとで人気
投票するから、全員俺に票を入れてくれ。俺はセンターになりてえんだ!」ニール・アムス
「私たち地球人とサトシエンサコリャー人は特別な絆があります。その絆をより強固なものに
していきたいです。サトシエンサコリャーはとても地球より進化していて、文明も発達している。
地球でもサトシエンサコリャーの国を作る予定です。楽しみにしていてください。」ビール・
ゲッツ「サトシエンサコリャーの技術力は素晴らしい。私たちが井の中の蛙ということがよく
分かりました。この惑星に来れて、その機会を提供してくれたシナメルドさんと、歓迎してくれ
たあなたたちに感謝しています。ありがとう。」ウレン・バケット「まさか、ダンスというもの
がこんなに得意だったなんて、自分でもビックリしています。歌はニール・アムス君が一番上手
だけれど、この年でこんなダンスするとは思わなかった。人生って意外なことも起きるものなん
ですね。今日は楽しかったです。」7人はそれぞれ一言しゃべると、360度全員にお辞儀をし
、「今日はどうもありがとうございました。」とあいさつし、コンサートは終わった。
このコンサートはDVDになり、サトシエンサコリャー中で大ニュースになり、惑星全域に
生放送されていた。地球という宇宙で最も有名な星に宇宙で最も格の高い朝日英雄と好田大血
たちが来ていたから、有名にならないわけがない。そして、このコンサートのDVDの売り上げは
サトシエンサコリャーのDVD市場史上最大の売り上げ、9億7098万4911枚を1か月
足らずで売り上げた。また、サトシエンサコリャー以外の宇宙の星たち、惑星たちの間でも
7人組アイドル「エンサコリャー7」はとても有名になり、他の宇宙の惑星でもコンサート映像
を見られるようになり、サトシエンサコリャーは宇宙でも有名になっていく。シナメルドの
商売上手、ビジネス戦略は正しかった。ちゃんと効果があった。
惑星「サトシエンサコリャー」では、地球で使うためのワープ装置やらウルトラ空気清浄機やら
大量生産が始まっていった。地球の隅々で活用するまでにするにはとても時間がかかる、それこ
そ数十年という月日が必要になるだろうが、とにかく地球救済作戦は始まっていく。
「無敵の力」
英雄は救世主の里という場所にやってきた。そこには、無敵になるための武器やらなにかが眠って
いて、救世主でないと手に入れられないという。日本の中心に位置するその遺跡に
来ていた。ロカロに教えられて、この救世主の里に来たわけだが、英雄は世界の王になってから
も剣術など、ロカロと炎を使うトレーニングなども欠かさずにやってきた。村に行って、遺跡の
中に入った。黄色い、いや、肌色に近い石造りになっていて、階段を少し上ると、壁に手を合わ
せるところがあった。これこそが、伝説の救世主としての力を手に入れるためのお試しの始まり
であった。英雄はそこに手を合わせた。するといきなり地響きがなり、地震が起こっ
た。すると、遺跡が崩れ始めた。たくさんの石が落ちてくる。当たると即死レベルだ。早く逃げ
ないと。ロカロは英雄を逃げるように言った。しかし、英雄は壁に書いてある日本語で彫られて
いる文字を読んでいた。「地が揺れても、動じずに、命を懸けられるものに伝説の力を授ける。」
「勇気あるもののみ、この力に値する。」ロカロ「何してるの英雄?早く逃げないとこの遺跡は
崩れるよ。死んじゃうよ!」英雄「いや、この文字を見てみると、何か起こると思うんだ。
命を懸けようと思う。ここが救世主の伝説の力が手に入るという噂は本当なんだろう?」ロカロ
「そういう話だけど、ただの噂かもしれないし。死んだら、元も子もないよ。この遺跡が崩れた
ら僕ですら助けられないよ?」英雄「嫌なら、俺を見捨てろ。俺はここを動かない!!!」
やがて、大きな石の塊が何十個、何百個と落ちてきて、英雄は崩れる遺跡に飲み込まれてしまっ
た。ロカロ「英雄!!!!!!!!!!」ロカロは石ばかりで全く英雄の姿が見えなくなって
心配したが、なんと周りをよく見ると、赤く光っている場所があった。そこにいくと、いきなり
周りの石が大きく吹き飛んだ。「ドカーーーーン」そこには、赤いオーラをまとった英雄が不敵
な笑みを浮かべて立っていた。英雄「見ろよ!!!ロカロ。俺は今、無敵の絶対防御シールドを
手に入れたみたいだ。それに、この感覚、力がみなぎってくる。さっきの100倍強くなった気
がする。ロカロ。」英雄は落ちてくる石に押しつぶされたのではなく、今、手に入れた伝説の
力、絶対防御シールドを授かったのだ。ロカロ「すごいすごいすごい。これだけの石を防御した
のか?あの遺跡に書かれていたことは本当だったのか?命を懸けた甲斐があったな。」英雄「
これがあればもう死ぬ心配はない。なんでもできる。勝手に防御してくれたんだよ。これなら
兄貴「好田大血」の攻撃も怖くない。兄貴に勝てるかもしれない。世界を変えるにはとにかく
死なないことが一番大事だ。そして、力だ。」英雄は喜んでいると、周りには100人を超える
様々な武器を持った連中たちが集まってきていた。「悪いな、英雄さん。伝説の武器を手に入れ
たようだが、それをこっちに渡してもらおうか。」英雄「渡せねえな。そういうもんじゃねんだ。」
「どれだけ強いのか、一度、対戦してみたかった。俺たち100人衆を倒せるかな?」
英雄「ちょうどいい。思い切りこの手に入れた力で思い切り暴れたかった所だ。」「図に乗って
んじゃねえ。かかれ。野郎ども。」英雄は100人に囲まれ、襲われた。英雄は赤く光る剣、
エクスカリバーを抜いた。・・・・・20分後、そこには英雄1人しか立っていなかった。
英雄「アハハハハハ。これなら世界を本当の意味で支配できる。アハハハハ。」英雄は不気味に
笑いながら、100人を倒した強い自分になれた余韻にひたっていた。
「ダリエムランド征服」
英雄はチシュウにも内緒で一人、単独でダリエムランドに向かっていた。ダリエムランドは世界
最悪の国と言われていて、独裁者「ポルター・ゴースト」を頂点に独裁国家として支配されて
いた。逆らったものはすぐに処刑、拷問、強制収容所、というやり方をしていて、世界から最も
危険な国として見られていた。核兵器実験を重ねていて、何度もミサイル実験をしている。
英雄はダリエムランドに乗り込み、その独裁者「ポルター・ゴースト」と面会した。それはすぐ
さま、ダリエムランド中で大ニュースになった。
英雄はポルターに出会った瞬間に、ポルターの心臓に炎の剣、エクスカリバーを突き刺した。
辺りは騒然とした。「キャーーーーーーーーーーーー」
英雄「お前はもう、死ぬべきだ。今まで多くの人を殺してきた。話し合いしても無駄だ。これか
らは俺がこのダリエムランドを仕切る。」ポルター「なあああああああ。」すぐにポルターはまと
もに話すこともできずに即死した。
英雄はダリエムランドの記者の前でこう宣言した。
「これからは、私、朝日英雄がこの国を指導する。たった今、ポルターは死んだ。ポルターに
忠誠を誓っている洗脳された人たちは、私を殺そうとするだろうが、もし、そうなったら、
強制収容所に強制的に入れる。そして、少しずつ、洗脳を解くトレーニングをさせる。
私はポルターみたいな悲劇を生みたくない。この国を
全力で国際的な先進国にしたいと思う。国民のみんなにはこの独裁者、ポルター・ゴーストによる
恐怖政治はたった今、終わりを告げたことを報告する。もう一度言う。ポルター・ゴーストはた
った今死んだ。私が今度はこのダリエムランドを指揮して、導いていく。
すると、ポルター・ゴーストのボディーガードがハンドガンで攻撃してきた。朝日英雄は
救世主の村で手に入れた力があるので、その絶対防御により、防ぎ、そのボディーガードも
取り押さえた。英雄「もう、ポルターは死んだ。命令に従うことはないのだよ。今まで君らは
洗脳されてきたのだ。これからは私が君らの王だ。主君だ。主だ。今度は私を守るために生き
なさい。どうしても無理なら、君を殺すか、強制収容所に入れるしかない。手荒な真似をするし
か、この国を変えることはできない。私は本当にこの
ダリエムランドを今までとは違う人権を完全に保証された素晴らしい国にしたい。その代わり、
私に逆らい、私を殺そうとする者は、みんな強制収容所に送るか、この手で葬ることになる。」
「文句は絶対に言わせねえ。この国は俺が支配する。絶対に!!!」英雄は高らかに宣言した。
英雄「新時代の幕開けだ。」
こうして、ダリエムランドは解放されていくことになる。世界の王、朝日英雄の手荒な真似に
よって、ダリエムランドは解放された。最高指導者であるポルター・ゴーストが殺されたため、
反乱が起きると思われていたが、意外にも、全然起きなかった。起きたら、英雄が創設した
世界軍により鎮圧されていただけだが。なぜ、こんなにも反乱が起きなかったのか。それは、
みんなポルター・ゴーストに不満があったが、不満を言ったら処刑されるので、言えなかった。
みんな抑えていたからである。
ダリエムランドの新聞やテレビニュースでは朝日英雄のこのやり取りが全て放送され、全世界
でも話題になった。
英雄はテレビ記者たちに向けて、再度、スピーチした。
英雄「もう、ポルター・ゴーストの恐怖政治に、独裁政治に怯えることはないです。不満を
言っても、処刑しません。どんどん、国民のみんなの意見を聞いて、それを反映した社会を
建設します。また、民主主義の国家になるように努めます。ポルターは死にました。もう、
独裁はしませんし、させません。私が、この世界の王がこれからこの国を助け、導いていきます。」
ステージの奥から7人が入場してきた。朝日英雄「メイクサウンドナウ!こんにちは。
サトシエンサコリャーの皆さん!これから180億人全員を興奮させまーす!!!!」
ライブ用のマイクを襟につけ、朝日英雄の声がコンサート会場中に広がっていく。
ビール・ゲッツ「今日はみんな楽しんでいってくれたまえ!!!」好田大血「セブンスター
ーーーー!」いつも冷静なイメージがある好田が大声を張り上げて盛り上げようとする姿に
6人は度肝を抜かれながら、コンサートは「セブンスター」という曲から始まった。
好田は最初、断っていたが、冷静だとコンサートが盛り上がらないので、声を張り上げて、観客
たちを盛り上げるようにサトシエンサコリャーのトップで「エンサコリャー7」の総合プロデュ
ーサーであるシナメルドに注意されてしまったのだ。それから、好田は従来の姿とはかけ離れた
姿をコンサートで披露することになった。地球では見れない、騒ぎまくっている好田だ。好田
以外の6人はその様子を慣れない感じで見守っていた。7人は練習しまくってきたダンスを
しながら、歌いまくる。口パクではなく、本当に歌うことにしていたのだ。下手でもいい。
とにかく一生懸命に自らできる最大限の力を発揮して、7人はコンサートをやり遂げた。
裕次郎の名前と顔写真入りのプレートを持っている観客もたくさんいた。裕次郎はとても喜んだ。
裕次郎「いいね。あなた。それ、自分で?ありがとう。じゃあ、これをあげよう!」と、サイン
入りの写真を一番前に座っている裕次郎のタトゥーが全身に入った観客にあげた。ウレン・バケ
ットは全身が白い衣装に身を包み、なんと一番ダンスがエンサコリャー7の中で上手だった。
覚えも一番早く、ビール・ゲッツから嫉妬された。約2時間30分にも及ぶコンサート。途中、
寸劇が入ったり、最後に7人の一言が予定されていた。朝日英雄「いやー、こんなにも皆さんの
前でダンスしたり歌ったりするのが面白いとは。意外な発見でした。やってみないと分かりません
ね。ハマりました。」好田大血「最初、私は恥ずかしかったです。やんちゃに騒ぎまくるという
のは。自分らしくないと。自分像がどんどんダンスしているうちに崩れていき、新しい自分と
巡り合えました。ありがとう。」佐藤栄柵「これから毎月、このコンサートをやるよ。それから
毎年、1枚のオリジナルアルバムを出しますから、これからこのサトシエンサコリャーを一緒に
盛り上げ、幸せにしていこう!」裕次郎「どうだ、おれが一番かっこよかっただろ?あとで人気
投票するから、全員俺に票を入れてくれ。俺はセンターになりてえんだ!」ニール・アムス
「私たち地球人とサトシエンサコリャー人は特別な絆があります。その絆をより強固なものに
していきたいです。サトシエンサコリャーはとても地球より進化していて、文明も発達している。
地球でもサトシエンサコリャーの国を作る予定です。楽しみにしていてください。」ビール・
ゲッツ「サトシエンサコリャーの技術力は素晴らしい。私たちが井の中の蛙ということがよく
分かりました。この惑星に来れて、その機会を提供してくれたシナメルドさんと、歓迎してくれ
たあなたたちに感謝しています。ありがとう。」ウレン・バケット「まさか、ダンスというもの
がこんなに得意だったなんて、自分でもビックリしています。歌はニール・アムス君が一番上手
だけれど、この年でこんなダンスするとは思わなかった。人生って意外なことも起きるものなん
ですね。今日は楽しかったです。」7人はそれぞれ一言しゃべると、360度全員にお辞儀をし
、「今日はどうもありがとうございました。」とあいさつし、コンサートは終わった。
このコンサートはDVDになり、サトシエンサコリャー中で大ニュースになり、惑星全域に
生放送されていた。地球という宇宙で最も有名な星に宇宙で最も格の高い朝日英雄と好田大血
たちが来ていたから、有名にならないわけがない。そして、このコンサートのDVDの売り上げは
サトシエンサコリャーのDVD市場史上最大の売り上げ、9億7098万4911枚を1か月
足らずで売り上げた。また、サトシエンサコリャー以外の宇宙の星たち、惑星たちの間でも
7人組アイドル「エンサコリャー7」はとても有名になり、他の宇宙の惑星でもコンサート映像
を見られるようになり、サトシエンサコリャーは宇宙でも有名になっていく。シナメルドの
商売上手、ビジネス戦略は正しかった。ちゃんと効果があった。
惑星「サトシエンサコリャー」では、地球で使うためのワープ装置やらウルトラ空気清浄機やら
大量生産が始まっていった。地球の隅々で活用するまでにするにはとても時間がかかる、それこ
そ数十年という月日が必要になるだろうが、とにかく地球救済作戦は始まっていく。
「無敵の力」
英雄は救世主の里という場所にやってきた。そこには、無敵になるための武器やらなにかが眠って
いて、救世主でないと手に入れられないという。日本の中心に位置するその遺跡に
来ていた。ロカロに教えられて、この救世主の里に来たわけだが、英雄は世界の王になってから
も剣術など、ロカロと炎を使うトレーニングなども欠かさずにやってきた。村に行って、遺跡の
中に入った。黄色い、いや、肌色に近い石造りになっていて、階段を少し上ると、壁に手を合わ
せるところがあった。これこそが、伝説の救世主としての力を手に入れるためのお試しの始まり
であった。英雄はそこに手を合わせた。するといきなり地響きがなり、地震が起こっ
た。すると、遺跡が崩れ始めた。たくさんの石が落ちてくる。当たると即死レベルだ。早く逃げ
ないと。ロカロは英雄を逃げるように言った。しかし、英雄は壁に書いてある日本語で彫られて
いる文字を読んでいた。「地が揺れても、動じずに、命を懸けられるものに伝説の力を授ける。」
「勇気あるもののみ、この力に値する。」ロカロ「何してるの英雄?早く逃げないとこの遺跡は
崩れるよ。死んじゃうよ!」英雄「いや、この文字を見てみると、何か起こると思うんだ。
命を懸けようと思う。ここが救世主の伝説の力が手に入るという噂は本当なんだろう?」ロカロ
「そういう話だけど、ただの噂かもしれないし。死んだら、元も子もないよ。この遺跡が崩れた
ら僕ですら助けられないよ?」英雄「嫌なら、俺を見捨てろ。俺はここを動かない!!!」
やがて、大きな石の塊が何十個、何百個と落ちてきて、英雄は崩れる遺跡に飲み込まれてしまっ
た。ロカロ「英雄!!!!!!!!!!」ロカロは石ばかりで全く英雄の姿が見えなくなって
心配したが、なんと周りをよく見ると、赤く光っている場所があった。そこにいくと、いきなり
周りの石が大きく吹き飛んだ。「ドカーーーーン」そこには、赤いオーラをまとった英雄が不敵
な笑みを浮かべて立っていた。英雄「見ろよ!!!ロカロ。俺は今、無敵の絶対防御シールドを
手に入れたみたいだ。それに、この感覚、力がみなぎってくる。さっきの100倍強くなった気
がする。ロカロ。」英雄は落ちてくる石に押しつぶされたのではなく、今、手に入れた伝説の
力、絶対防御シールドを授かったのだ。ロカロ「すごいすごいすごい。これだけの石を防御した
のか?あの遺跡に書かれていたことは本当だったのか?命を懸けた甲斐があったな。」英雄「
これがあればもう死ぬ心配はない。なんでもできる。勝手に防御してくれたんだよ。これなら
兄貴「好田大血」の攻撃も怖くない。兄貴に勝てるかもしれない。世界を変えるにはとにかく
死なないことが一番大事だ。そして、力だ。」英雄は喜んでいると、周りには100人を超える
様々な武器を持った連中たちが集まってきていた。「悪いな、英雄さん。伝説の武器を手に入れ
たようだが、それをこっちに渡してもらおうか。」英雄「渡せねえな。そういうもんじゃねんだ。」
「どれだけ強いのか、一度、対戦してみたかった。俺たち100人衆を倒せるかな?」
英雄「ちょうどいい。思い切りこの手に入れた力で思い切り暴れたかった所だ。」「図に乗って
んじゃねえ。かかれ。野郎ども。」英雄は100人に囲まれ、襲われた。英雄は赤く光る剣、
エクスカリバーを抜いた。・・・・・20分後、そこには英雄1人しか立っていなかった。
英雄「アハハハハハ。これなら世界を本当の意味で支配できる。アハハハハ。」英雄は不気味に
笑いながら、100人を倒した強い自分になれた余韻にひたっていた。
「ダリエムランド征服」
英雄はチシュウにも内緒で一人、単独でダリエムランドに向かっていた。ダリエムランドは世界
最悪の国と言われていて、独裁者「ポルター・ゴースト」を頂点に独裁国家として支配されて
いた。逆らったものはすぐに処刑、拷問、強制収容所、というやり方をしていて、世界から最も
危険な国として見られていた。核兵器実験を重ねていて、何度もミサイル実験をしている。
英雄はダリエムランドに乗り込み、その独裁者「ポルター・ゴースト」と面会した。それはすぐ
さま、ダリエムランド中で大ニュースになった。
英雄はポルターに出会った瞬間に、ポルターの心臓に炎の剣、エクスカリバーを突き刺した。
辺りは騒然とした。「キャーーーーーーーーーーーー」
英雄「お前はもう、死ぬべきだ。今まで多くの人を殺してきた。話し合いしても無駄だ。これか
らは俺がこのダリエムランドを仕切る。」ポルター「なあああああああ。」すぐにポルターはまと
もに話すこともできずに即死した。
英雄はダリエムランドの記者の前でこう宣言した。
「これからは、私、朝日英雄がこの国を指導する。たった今、ポルターは死んだ。ポルターに
忠誠を誓っている洗脳された人たちは、私を殺そうとするだろうが、もし、そうなったら、
強制収容所に強制的に入れる。そして、少しずつ、洗脳を解くトレーニングをさせる。
私はポルターみたいな悲劇を生みたくない。この国を
全力で国際的な先進国にしたいと思う。国民のみんなにはこの独裁者、ポルター・ゴーストによる
恐怖政治はたった今、終わりを告げたことを報告する。もう一度言う。ポルター・ゴーストはた
った今死んだ。私が今度はこのダリエムランドを指揮して、導いていく。
すると、ポルター・ゴーストのボディーガードがハンドガンで攻撃してきた。朝日英雄は
救世主の村で手に入れた力があるので、その絶対防御により、防ぎ、そのボディーガードも
取り押さえた。英雄「もう、ポルターは死んだ。命令に従うことはないのだよ。今まで君らは
洗脳されてきたのだ。これからは私が君らの王だ。主君だ。主だ。今度は私を守るために生き
なさい。どうしても無理なら、君を殺すか、強制収容所に入れるしかない。手荒な真似をするし
か、この国を変えることはできない。私は本当にこの
ダリエムランドを今までとは違う人権を完全に保証された素晴らしい国にしたい。その代わり、
私に逆らい、私を殺そうとする者は、みんな強制収容所に送るか、この手で葬ることになる。」
「文句は絶対に言わせねえ。この国は俺が支配する。絶対に!!!」英雄は高らかに宣言した。
英雄「新時代の幕開けだ。」
こうして、ダリエムランドは解放されていくことになる。世界の王、朝日英雄の手荒な真似に
よって、ダリエムランドは解放された。最高指導者であるポルター・ゴーストが殺されたため、
反乱が起きると思われていたが、意外にも、全然起きなかった。起きたら、英雄が創設した
世界軍により鎮圧されていただけだが。なぜ、こんなにも反乱が起きなかったのか。それは、
みんなポルター・ゴーストに不満があったが、不満を言ったら処刑されるので、言えなかった。
みんな抑えていたからである。
ダリエムランドの新聞やテレビニュースでは朝日英雄のこのやり取りが全て放送され、全世界
でも話題になった。
英雄はテレビ記者たちに向けて、再度、スピーチした。
英雄「もう、ポルター・ゴーストの恐怖政治に、独裁政治に怯えることはないです。不満を
言っても、処刑しません。どんどん、国民のみんなの意見を聞いて、それを反映した社会を
建設します。また、民主主義の国家になるように努めます。ポルターは死にました。もう、
独裁はしませんし、させません。私が、この世界の王がこれからこの国を助け、導いていきます。」