メイちゃん一緒に歌おうー!と誘われる。保育園の帰り道や家では創太とよく一緒に歌を歌っている。でも、蒼介さんの前で披露するにはさすがに気が引ける…
「東も歌って?俺も歌う」
そう言って蒼介さんも歌い出す。創太の調子っ外れの声と蒼介さんの耳に心地よいハスキーな低音ボイス。何だか楽しくなってきて私も思わず歌い出していた。フロントミラー越しに蒼介さんと目が合い優しく微笑まれる。
遊園地までの道中の半分はみんなで童謡を歌って過ごした。
ーーーー
「ぶちょーさーん!次あれ乗りたーい!」
コーヒーカップに3人で乗った後、創太はメリーゴーランドを指差す。
土曜日の遊園地はそこそこ混んでいたが、コーヒーカップやメリーゴーランドなどの子供受けのいい乗り物は回転率がいいのか比較的空いていた。
創太を真ん中に3人で手を繋ぎながら、
「…創太がぶちょーさんって呼ぶのはいいんですか」
先ほどから気になっていたことを問えば、
「創太くんのぶちょーさんは渾名(あだな)みたいなものだから問題ない」
ニヤリと笑ってサラッと言われた。
メリーゴーランドにも一応年齢制限というものがあるらしく、もうすぐ4歳の創太は親御さんと一緒に乗って下さいねと言われ、じゃあ私と部長、どっちと乗る?と聞くとぶちょーさんー!と速攻で創太が答える。
「東も歌って?俺も歌う」
そう言って蒼介さんも歌い出す。創太の調子っ外れの声と蒼介さんの耳に心地よいハスキーな低音ボイス。何だか楽しくなってきて私も思わず歌い出していた。フロントミラー越しに蒼介さんと目が合い優しく微笑まれる。
遊園地までの道中の半分はみんなで童謡を歌って過ごした。
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「ぶちょーさーん!次あれ乗りたーい!」
コーヒーカップに3人で乗った後、創太はメリーゴーランドを指差す。
土曜日の遊園地はそこそこ混んでいたが、コーヒーカップやメリーゴーランドなどの子供受けのいい乗り物は回転率がいいのか比較的空いていた。
創太を真ん中に3人で手を繋ぎながら、
「…創太がぶちょーさんって呼ぶのはいいんですか」
先ほどから気になっていたことを問えば、
「創太くんのぶちょーさんは渾名(あだな)みたいなものだから問題ない」
ニヤリと笑ってサラッと言われた。
メリーゴーランドにも一応年齢制限というものがあるらしく、もうすぐ4歳の創太は親御さんと一緒に乗って下さいねと言われ、じゃあ私と部長、どっちと乗る?と聞くとぶちょーさんー!と速攻で創太が答える。