確かに、私が蒼介さんに告白した時、蒼介さんは私が好きになるよりもっとずっと前から私のことを好きだったと言ってくれた。
それがまさか昨年の冬からだったなんて……
聞いてないよ?蒼介さん……
「それに何より、芽衣子ちゃんのこと話してる蒼介、すっごく良い顔すんのよ。あぁ、本当に芽衣子ちゃんのこと好きなんだなって、すごく伝わる顔。だからあの蒼介をそんな風にした芽衣子ちゃんってどんな女の子なんだろうって、ずっと会ってみたかったの、ふふっ」
眉メイクを終えて私を見つめて茶目っ気たっぷりに微笑むお姉さん。
「……お姉さん…」
「あらやだ、凛子って呼んで」
「凛子さん…」
「会ってみたらね、って、まだ会ってから少ししか経っていないけど、それでも蒼介には勿体無いくらいとっても素敵な女の子だって分かったわ」
まさかそんな言葉をもらえるなんて思っていなかった私は、思わずうるうるしてしまう。
「…凛子さん…」
「あら、ダメよ、今泣いたらメイクが崩れちゃうわ」
って、泣かせちゃったの私かしら、なんて困ったように笑いながら凛子さんはティッシュでそっと優しく私の目元を押さえてくれた。
それがまさか昨年の冬からだったなんて……
聞いてないよ?蒼介さん……
「それに何より、芽衣子ちゃんのこと話してる蒼介、すっごく良い顔すんのよ。あぁ、本当に芽衣子ちゃんのこと好きなんだなって、すごく伝わる顔。だからあの蒼介をそんな風にした芽衣子ちゃんってどんな女の子なんだろうって、ずっと会ってみたかったの、ふふっ」
眉メイクを終えて私を見つめて茶目っ気たっぷりに微笑むお姉さん。
「……お姉さん…」
「あらやだ、凛子って呼んで」
「凛子さん…」
「会ってみたらね、って、まだ会ってから少ししか経っていないけど、それでも蒼介には勿体無いくらいとっても素敵な女の子だって分かったわ」
まさかそんな言葉をもらえるなんて思っていなかった私は、思わずうるうるしてしまう。
「…凛子さん…」
「あら、ダメよ、今泣いたらメイクが崩れちゃうわ」
って、泣かせちゃったの私かしら、なんて困ったように笑いながら凛子さんはティッシュでそっと優しく私の目元を押さえてくれた。