…でもま、様子見ってことで。



俺は茗花の肩から手を離すと、真逆の方へ歩いていく。



「琉生っ…」



「…茗花ちゃんだっけ?

今日は俺らと遊ぼうぜ!」



「やめっ…離して!!!

琉生、待ってよ…っ」



…様子見っつったけど、何で馴れ馴れしく茗花の肩抱いてんだよ!!



「海で手俺らと気持ちいー事しようぜ?」



「あーダメダメ、失格。

そんな口説き文句、今時使わねぇし…

コイツ、分かってねーから」



……やっぱ 俺に様子見るだけは無理って



よーく分かったわ。