「お帰りなさいませ、茗花様」



言った直後、何言ってんだ?と自分でも思った。



…けど そこをアイツが突っ込まなかったのは少しは学習したってことか…。



と思ったが、茗花はワケわからぬところを突っ込んできた。



「まだ車にさえ乗ってない」だぁ!?




誰が俺様を待たせたんだっつーの!



マジ何時間も待ってたんだぞ!?



……って言っても アイツが興味示さないのはわかってるから何も言わない。



だから今もこうした距離が保ててるのかもな。