「茗花様。すぐに迎えが来ますので、もう暫くお待ちください」 サスケさんが来るまでの間 あたしも高杉も言葉を交わすことはなかった。 沈黙が辛くなってきた頃、見馴れた黒い車があたし達の前で止まる。 「茗花様!…琉生、様…?」 急いで来たらしいサスケさんが、困惑したような声で 高杉を呼ぶ。 何でこんなにも胸がザワザワするの?