「そんなアスちゃんに、メイちゃんは自分の話をしました。
"あたしはいつ死んでも可笑しくないんだって。
だから、毎日を一生懸命 生きるの。
折角あたしを産んでくれたママに失礼だから"」
茗花様の詳しいことは知らないが、確か茗花様を産んですぐに亡くなったとか。
出産は何とかクリアしたらしいが、産後に体調を崩し、そのまま…
「そこから、アスちゃんとメイちゃんの友情が芽生え始めました。
――――オシマイ」
「…え、そこで終わりなんですか?」
続きがあると思っていた俺は、"オシマイ"と笑いながら言う茗花様に若干驚いた。