あんたがあまりにも胡散臭いから 近づいて化けの皮剥がすつもりだったけど…



そんなことしても、茗花が不安がるだけだもの。



だからとことん虐めてあげるから…



高杉琉生――覚悟してなさいよ?



「茗花様。これをどうぞ」



そう言いながら高杉琉生が茗花に渡しているのは 氷水。



「あ、どうも…」



茗花もなんでこんな奴が良いのか知らないけど…



出来る限り、あたしはあんた達を応援するわ。



茗花…あんたが幸せになれるなら、あたしも力を貸すから。