拍手に包まれた。


拍手の間から、荒木さんの声が聞こえた。




「幸せにね~!」




尊敬しちゃう。


私はきっと無理だ。


荒木さんの立場なら、この場に来ることさえ出来なかったと思う。



来ても、先生の報告を笑顔で聞くことなんてできない。




荒木さん・・・

すごいよ。



本当に、ありがとう。





先生の感動的な話に、胸が熱くなった。


生徒として、先生の話を聞いていて、泣きそうになった。


そんな風に私達生徒のこと、誇りに思っていてくれたんだね。