「あ、わわ。ご、ごめんなさい!!」
そう言って筆箱を落とした私の幼なじみの桜が慌てている。
「ふふ。桜ってば」
そう。この物語の主人公は私ゆなでは無い。
今、筆箱を落として慌てふためいている彼女
桜が主人公なんだ。