本に囲まれた生活をしたくて大学のときに図書館司書の資格を取ってみたものの、司書の求人っていうのは本当に少ない。いろいろエントリーはしたのだが見事に全滅した。

同じ本に囲まれるなら書店員でもいいかなと思ったけれど、そちらはそちらで軒並みお祈りメールがきて全滅。

くそう、なんて世知辛い世の中なんだ。
夢ばかり見ている私に重い現実がのしかかる。

それでもニートになるわけにはいかない。
働いて稼がなくては好きな漫画も小説も買えなくなってしまうのだから。

そんなわけで何とか派遣で食いつなごうと苦し紛れに登録し、そしてなんと念願かなって司書として図書館で働くことが決まった。

くううっ!
まさか働き口の少ない司書が派遣の仕事としてあるとは思わなかった。正社員に比べたらお給料も低くて残念な面も多々あるけれど、それでも私は万々歳だ。

静かな空間。
紙とインクの匂い。

好きなんだよなぁ。
雇用形態が非正規だろうが、二次元にしか恋できない性格だろうが、今の生活に何にも不満はない。