ウィズラブのシャルロットはジャンクと結ばれる運命だったけど、菜子であるシャルロットはアズールと結ばれたいんですが。
気付けば私は固まったままじっとアズールを見つめていたらしい。
ふいにアズールの綺麗な口が開く。
「どうかしたか?」
「いや、アズールがかっこよすぎて見とれていただけ……」
はっ!
私は慌てて手で口元を覆う。
思わず心の声が漏れてしまった。
ていうかダダ漏れだよ。
「……それは光栄なことだ」
焦る私に対してアズールは表情ひとつ変えず、淡々とクールに言い放った。低くて冷たい声。だけどそれがアズールっぽくてぞくりとする。
くっ!
かっこいい!
鼻血出るわ、マジで。
私の心の盛り上がりなど誰も知る由もなく、侍女は記憶喪失になってしまったシャルロットを気の毒そうな顔をして見ていた。
意味もなく呼ばれたアズールも迷惑そうな目で私を見る。
ご、ごめん。
ほんの出来心だったんだよ……。
気付けば私は固まったままじっとアズールを見つめていたらしい。
ふいにアズールの綺麗な口が開く。
「どうかしたか?」
「いや、アズールがかっこよすぎて見とれていただけ……」
はっ!
私は慌てて手で口元を覆う。
思わず心の声が漏れてしまった。
ていうかダダ漏れだよ。
「……それは光栄なことだ」
焦る私に対してアズールは表情ひとつ変えず、淡々とクールに言い放った。低くて冷たい声。だけどそれがアズールっぽくてぞくりとする。
くっ!
かっこいい!
鼻血出るわ、マジで。
私の心の盛り上がりなど誰も知る由もなく、侍女は記憶喪失になってしまったシャルロットを気の毒そうな顔をして見ていた。
意味もなく呼ばれたアズールも迷惑そうな目で私を見る。
ご、ごめん。
ほんの出来心だったんだよ……。