シャルロットは一人娘の王女だ。そのためか、かなり手厚い看護を受けているのだが、状況が飲み込めた私としてはもうベッドに寝ているのは飽きた。

だって元気なんだもん。せっかく大好きなウィズラブの世界にきたんだもの、この世界を見て回りたくてウズウズしている。

もしこれが転生なのだとしたら日本にいる菜子は死んだことになる。脚立から足を踏み外したくらいで死ぬとは思えないけど、まあ、人生何があるかわかんないしね。打ち所悪かったら死ぬし。それに例え死んでなかったとしても、元の世界に戻る方法なんてさっぱりわからない。

だから私はこの世界でシャルロットとして生きていかなくてはいけないんだと理解した。

なぜ私がこんな簡単にこの世界に順応できているかといえば、やはりウィズラブの世界だからであって他ならない。どハマりしてる小説の世界だからね。どうしようという思いよりワクワクドキドキの方が大きい。

オタク女子万歳!