「私もお願いします!」


「じゃあ、私も…」


あっという間に女性達の列ができた。


若い子だけじゃなくて、かなりお年を召した方まで…


みんな目をキラキラさせながら、祐誠さんとの撮影を楽しんでいる。


おば様達は、祐誠さんにベタベタ触って、腕を組んだりして嬉しそうだ。


隠しても隠しきれない男の魅力。


みんなが祐誠さんに近寄りたい気持ちはよくわかる。


カメラマンは慧君が引き受けてくれてるけど、慧君だって十分イケメンなのにね。


「祐誠さん、相変わらずめちゃくちゃいい男だよね。ますます磨きがかかってるわぁ。雫ちゃん幸せだね」


あんこさんが話しかけてくれた。


「ありがとうございます。私もあんこさんと同じで…幸せですよ。本当に…怖いくらいに」


「ごちそうさま。いいじゃない、怖いくらい幸せなんて言ってみたいよ。あんなイケメンと一緒にいられたら、そりゃ毎日ウキウキだよね~私なんかはそこそこの幸せだからさ」


「とんでもない! あんこさんだって、めちゃくちゃ幸せですよ。あんなにも東堂社長に愛されて。お2人は美男美女の素敵なご夫婦です。とてもお似合いです」