パラパラ…
なんだろ、俺の隣で何か音が聞こえる…
紙をめくるような、そんな音。
「ん…なんだ?」
俺はゆっくり起き上がる。
「あ、起きたんだ。おはよう」
ベッドに寝ていた俺の方を振り向き微笑むこいつは、佐久間隼人。ちなみに俺は夏目蓮。
「隼人、何見てんだ?」
「俺達がまだ若かった時のアルバム!」
そう、ここで察せた人もいると思うが、俺達は付き合っている。