金もあるわけじゃないからUFOキャッチャーの商品を見てるだけ



なーんもねーなー


格闘ゲームのガチ勢みたいな人が戦ってるところを見たりと色々暇つぶしにはなるけど



1人はやっぱつまんねーなー





そうこうしているうちに




やっと学校が終わる時間になった



あーー帰ろ


とゲーセンを出ようとした時



「夏川樹希が居るとさー騒ぎにくいよなー」


「ほんとだよなー!うざい転校生が入ってきたもんだよな」



は??


俺の事言ってんのか?



ゲーセンの入口付近で俺の悪口を言ってるのは俺と同じクラスのやつらだった



俺は転校してきたけど騒ぐなとも言ったことないし何も問題起こした事ねーだろ




俺は1つの感情であいつらに近づく




ぶっ殺してやる!



「おい、お前ら」



俺は2人組の男に声を掛けた


「ええ!なんでここに!」


「なんでここにじゃねーよ
俺は何も言ってねーのにお前ら一方的に悪くいいやがってよ」


「い、いや、冗談だよ!ね!違うって!」


「言っておくが冗談の通じる人間だと思うなよ?」


「逃げよー!」


「待てこら!!」


俺は2人を追いかけようとしたその時


「はい、ストップ」



俺は服の襟を誰かに掴まれる


後ろから聞こえる声は女の声だった