家の最寄り駅で紅美を待つ


次第に紅美の姿が見える



「おはよー」


「ちーっす」



紅美が手を上げる



「紅美ー昨日ごめんなさい」


「ほんとだよ!!ばか!あほ!うんこ!
あいつの歌凄かったぞ!?」


「そうなの?」


「そうなの?じゃねーよ!
もったいないよ人を手で判断するなんて」


「ごめんなさい」


「あたしからは言わないけど理由は色々あるらしい
今度会ってみろ、そんな悪いやつじゃないから」



「……わかった」



そんな、悪いやつじゃなくても怖いものは怖いじゃん



でも、何も理由聞かないで帰った私が悪い


今度聞かないとだめかなー