樹希side



俺は紅美さんとご飯に行った後すぐに駅に向かった


今は夕方の6時


付き合うきっかけになったこの駅のベンチでみーこを待つ


シャトルさんに嫉妬はしたけどまさかみーこのこと好きなんて思わなかったぞ俺は


まあみーこのこと好きになるのはわかるよ?


だって可愛いしいつも変な行動と言動してるし何よりも好きなものには一生懸命だしな


俺のことも、ピアノも、バンドも


LINEとかすればいいんだけどサプライズも含めてここに居よう


そんなことを思っている時だった


目の前に車が止まる


なんだこれ、高級車じゃねーか


そして降りてきたのは40代くらいのおじさんだった


格好はスーツできっちりした服装だった