「みーこちゃん、ごめん、そういうつもりじゃなかったんだ
あ、ティッシュ使って?」
俺は今井美優子にティッシュを渡す
こうやって優しいアピールするのも疲れるんだ
早く夏川樹希と別れろ
「でも、みーこちゃん、安心して…
僕、みーこちゃんが傷つかないように守ってあげたい
大丈夫だよ、辛いよね」
俺は今井美優子の頭をそっと撫でた
「……!」
今井美優子は俺の手から逃げていった
何逃げてんだこいつ
「あ、ごめん、嫌だった?」
「……ごめんなさい、帰ります」
な、何言ってんだこいつ!!
ここで帰すわけにはいかねーんだよ!
「そっか、じゃあ車で」
「大丈夫です!本当にすいません」
今井美優子は自分の荷物を全部持って直ぐに帰っていった
………逃がさねーからな??