「じゃあやめて俺が死ぬとこ見るか!?
簡単に言うなクソアマが!」


「……もう嫌!いい人って聞いたから来たのに!
私この人がボーカルならやらないから!」



美優子さんはそのまま改札の中に入って帰ってしまった



「なんなんだよ」


俺は胸糞悪くなって唾を吐き出す



「樹希、相当わけありだな?」


リダが心配そうに俺に言う



「……まあ何もねーけど」


「そうか?」




「ごめんねー樹希、みーこのやつ頑固だからたまにああなるの」


紅美さんが俺に謝ってくる


「ほんとだよ!!なんだあの女!」


怒りが溢れて仕方ない!


「後で言っとくよ」