リダはパソコンのカタカタ音を止めて


「シャトルさんってみーこのこと好きになったりしてないよな?」


「………は!?」


私は思わず大きな声を上げる



「ななな!何言い出すの!?馬鹿じゃない!?
ほんと海に沈めるよ!?」


「いや、だってみーこにだけコラボ誘うのも今日もマネージャー無しで2人だったんだろ?
んで共通の趣味の話で盛り上がり、帰りも予定より遅くなり、んで車で送るって付き合う前のカップルだぞそれ?」


「……………」



付き合う前のカップルって彼氏が暴走族に殴られたことを知らずに待ってる彼女が病院にかけつけて泣きながら抱きつくことじゃないの!?



「何もなきゃそのままコラボして欲しいけど
恋沙汰があったらめんどくさいぞ
仮にもあっちは名前も売れてる歌い手だからな
変な噂がたってめんどくさいファンが騒いだらこっちにまで被害が来る」



「…………ほんとにシャトルさん私の事好きじゃないよね?」


「わかんない、でも俺の勘が正しけりゃ多分?
次のコラボも最後になるかもな」



そんなこと……そんなこと……