ってか、あの樹が……。


「蘭すごいね、あの樹を手懐けるなんて」


「まぁねー」

いや、ドヤるとこじゃねーだろ!

それから飯を食べ終えて、大浴場に入った。

蘭はもちろん、部屋の風呂使ってるけど。

アイツ、女だもんな……。

あの時見た身体は、思ったよりも細くて。

華奢で、今にも折れそうだった。

肌が白くて……って、俺なに考えてんだ!?

翔悟
「優心、最近やけにボーッとなにか考えてるよなー。なに、恋でもしてんの?」

……は?


「誰にだよ」