私がそう言うと、柊は目を見開いた。


「こりゃ驚いた……そんな強気な女とは」


「当たり前でしょう?天王の総長は弱気なとこなんてないんだから。さぁ、そのふたりを返してもらおうか?なんなら、今ここであんたをフルボッコにしてやろうか?」

私の肩に、優心の手が置かれた。

優心
「今ここには、海王の総長と天王の総長がいるけど。お前なんかあっという間に倒せる!」


「チッ……わかった。その代わり、どっちか解散しろ!残った方と俺ら白狐は闘う!」

え……。

今、白狐って言った?


「それと、帝ちゃん」