目を見開いた日向。


「いいか?大切なもんは、諦めずに守り抜くんだよ!この命を落としてでも!」

じゃなきゃ……。


「じゃなきゃ、手遅れになる……!後悔してからじゃ、遅いんだ!日向はまだ間に合う!守りたいもの守れる!わ……俺ら海王がいるじゃん!なら、迷わず突き進め!後ろなんて見るな!足を止めるな!」

倉庫に、私の声が響いた。

だって……日向に、私みたいな思いしてほしくない。

日向
「蘭……そうだな!俺、ふたりを守る!」

優心
「日向、お前は弱くなんかねーからな!おらお前ら!行くぞ!」

「「「おおおお!」」」