私のお父さん、いつもしかめっ面だし。


「一度でいいから叱られてみたいなーとか思ったり」

翔悟
「蘭……」

その時だった。

──ピンポンピンポンピンポンピンポン!!

と、またまた連打でインターフォンが鳴った。

翔悟
「と、父さんかも!」

優心
「な……じゃねぇ、蘭!男装!」


「やばいやばい!」

優心が玄関に行ってる最中に、慌ててウィッグをした。

胸隠しブラしといてよかったぁ……!