「海斗くんはヤキモチ焼きなのわかっても嫌にならなかったんだ」
「んー、こういう用事で話していたというと機嫌が直ったからな」
「海斗くんは女性の扱いが上手いのかな?」
「全然だよ、だから菜々美といると楽なんだよなー」
「楽なのと、楽しいのはどっちがいいの?」
「人によって違うと思うけど俺は楽を選ぶかな
あっ、でも健と琴ちゃんと遊んでると楽しいな(笑)菜々美はお得感ある」
「そんな特売品みたいに言わないでよ(笑)」
「長く付き合うには楽の方だと俺は思うんだよな、一人っ子で完全マイペースな人間だからさ」
確かに海斗くんがあまり焦ってるところを見たことがないかも
結構余裕で何でもこなす
「海斗くんはあまり急ぐイメージはないかも」
「んー、そうだなバタバタするのはあんまり好きじゃない
時間とかは余裕を持ちたいかな、でも菜々美もだろ?」
「自分の事はそうだけど、下2人の朝はやっぱりバタバタしてるよ」
「琴ちゃんがもう少し成長したら大丈夫だよ、下は上の行動を見て動くらしいからな」
海斗は時計を見た
「そろそろ出ようか」
「うん」
菜々美も同じことを思った
店に行く途中もまどかはほっとけばいいと言われた
今日、私を待ってる時にもう好きじゃないと、はっきり言ったそうだ