次の日の朝、海斗は練習前に走っていた
「やっぱり走ってると思ってた」
「ハァハァお前、何で入部したんだよ、俺も剣也もいるのにさ」
「先輩に頼まれたのは本当よ、また海斗のサッカーしてるところが見れる(笑)」
「剣也にいったくせに」
「あの時はごめん、でも後悔したんだよ、やっぱり海斗がよかったって」
「勝手だな」
「わかってるけど、また海斗と話せるし、ちゃんとマネの仕事はするから」
そう告げると宿舎に入っていった
都合のいいことばっかり言って……
海斗は部屋に戻って菜々美にLINEをした
もう家事やってんだろうな
“ おはよ、走ってきた、暑い、きつい”
“ おはよう、暑いね、バテてない?”
“ バテそう(笑)”
“ 怪我しないようにね、13日は大丈夫なの?”
“ うん、やっと休みだし”
“ 2人とも楽しみにしてるよ”
“ 2人だけ?菜々美は?”
“ 私も……照れ”
“ありがと、頑張れる ”
よし、今日も頑張ろう
合宿の最終日
「明日休みじゃん、遊べれる奴で遊ぼうぜ」
「俺はOKだよ」
剣也が返事をした
「俺は用事がある」
「マジ?海斗行けないのか」
「うん、楽しんでこいよ」