「いやー、どうみてもつきあってると思ったし」
「そうだよな、お似合いだし、もうHしてるものだと信じて疑わなかった(笑)」
「いきなりかよー」
海斗はびっくりするやら、少し照れるやら、どんな話になってんのかさっぱりわからなかった
だって先生に頼まれた仕事しかしてないのに
成田の家の事は誰にも話してないから家に行ってる事も知らないはずだ
亮太が隣に座った
何の話ーと入ってくる
「海斗が成田と付き合ってない話」
「あー、剣也にとられても知らないぞ」
「成田は断っただろ、亮太だって近くにいたじゃん」
「そうだけど、剣也の性格を1番知ってるのはお前だし、剣也なら諦めずに成田にアタックしそうじゃん、わかるだろ」
「何が言いたいんだよ、さっきから」
海斗が珍しく大きな声を出した
「俺だって怒らない訳じゃないぞ」
「か、海斗、カラオケ、2次会に行こうぜ、予約してくれよ」
1人の男子が海斗を連れて部屋を出た
「亮太らしくないよな、海斗と仲良いのに」
「亮太は海斗に気づかせようとしてたんだよ
成田の事をどう思ってるか」
いつも一緒にいる祐真が話してきた
「何で本人が気づかないかなー、早くくっつけばいいんだよ」
「亮太が成田の事が好きとか?」
「違うよ、この前剣也が来てから本人は気づいてないけど、機嫌が悪いんだよ」
祐真も頷いた
「ボーッとしてると思ったら成田を見てんだよ」
そうかと他の男子も理解した