海斗くんのご両親は式だけでて、家族で夜に食事に行くらしい

菜々美と海斗は菜々美のお父さんと3人でランチに行くことにした



学校の門で写真を撮り校門をでた……

3年間早かったな……



最後に海斗くんと手を繋いで学校に向かって礼をした……





「菜々美!!聞いてよ」

大学1年の冬、12月に入っていた

「亮ちゃんが浮気してるかも〜」

「そんなことないでしょ、同棲も上手くいってるんでしょ?」

「と思ってたよ……」

明日香なら性格的に直接聞きそうだけどな…
なんて思いながら学校近くのカフェにいた

「菜々美はどう?」

「普通だけど……」

「同じ大学だから会う?」

「いや、会わないかなぁ……
学科が違うと中々ね〜
それに海斗くんはサッカーのサークルに入ったから週3回は夜までサッカーしてるかな
残りはバイト」

「バイトって?」

「お父さんの個人事務所を手伝ってるよ」

「あっ、後継ぐの?」


「まあ、多分……崎山くんも飲食店でバイトしてるんでしょ?」

海斗くんからは聞いていた

でも帰ると明日香がいる訳だし


「それがね、たまーに帰らない時があってね……」

「え?……でもちゃんと理由があるんでしょ?」

「バイト先の先輩にね、誘われて断れないらしいの……」

「何に誘われるの?」

「麻雀」

「学校は?」

「そのまま徹マンして、1度シャワーしてから大学行ってるって言うの
先輩のところで仮眠してから行く時もあるみたいで……私が朝出るのが早いからさすれ違いよ〜」