「2人ともお茶飲んでいって」

剣也くんだった

サッカー部の出し物だ

「おっ、今年の女装の1年は誰だ?」

教室に入ると部員に挨拶をされまくっていた


懐かしいな、海斗くんの女装も

部員と楽しそうに話す海斗くんも好きだな

ごめん、ほったらかしにしてと菜々美のところへ戻ってきて、校舎を一通りまわって自分の教室に戻った

「明日香、交代するよ」

「ありがとう、どこか行った?」


コスプレ写真館とサッカー部と話していたら

「明日香、行こう」

じゃあねと手を振って、亮太と出ていった

お昼時はやっぱり1番忙しい


「海斗」

「あっ、母さん、来たの?」

菜々美は友達に焼くのを少し代わってもらい海斗くんの所へいく

「こんにちは」

「菜々美さん、こんにちは」

隣にはダンディなおじ様が立っていた

「主人よ」

「はじめまして、成田菜々美です」

「こんにちは、美人さんだね」

菜々美は赤くなった

「彼女を口説くなよな」

「こちらでお召し上がりになりますか?」

「持ち帰りにお好み焼きと焼きそばを2つずつ包んでもらえる?」

「はい」

菜々美は準備をしに行った

海斗くんがお金をもってきてくれた

「海斗も楽しそうだな」

「海斗が3年間委員長で、彼女もずっと副委員長なんだって、成績は学年トップ、塾にも行ってなくて国立行って教員免許とるらしいわよ

ほんとに、甘えん坊の海斗にしっかりした彼女……中々いいでしょ(笑)」

「学年トップは凄いな」

「お母さんがいなくて、家の事もやって、弟と妹の世話まで……」