「えっ、もう考えてるの?」
「いや、今思いついただけ」
「……先のことはわかんないよ」
「でもさ、付き合ってるなら絶対1度は考えるよ、だって別れることは想像しないからさー」
「……だね」
「行こ!水族館」
「うん!」
水族館から出てくると夕日が綺麗だった
「また、いつか来たいな、菜々美」
「そうだね、綺麗〜」
「写真撮ろ」
海斗が言ってくれて2人の思い出が出来た
部屋に帰ると明日香が言ってくる
「菜々美、明日の自由行動さ、順番ちょっと変えていいかな?」
「あっ、うん、レポート書けるなら順番はいいけど」
「ありがとう」
3日目の朝、見学場所に到着した
「あれ?海斗くんのグループがいる」
菜々美は今日の予定を海斗から聞いていたから
帰りまで会えないと思っていた
「2人で回っておいでよ
スタンプラリーとかしてるみたいだからさ
私らもするし」
亮太と明日香に背中を押されて
「じゃあ、行く?菜々美」
「いいの?」
と後ろを振り向く
『行ってらっしゃーい』
みんなに見送られた
海斗と菜々美は2人で歩いて行く
「さて、私らも行きますか?」
明日香が美咲らに声をかける
「私は暑いし、歩きたくないからどこかで待ってる」
相変わらず重い体の朝香と美咲は残ることに
「中川、スタンプラリー競走しねぇ?」
亮太が声をかけてきた
「いいよ」
「祐真は?」
「俺はパス、行ってくれば」
「じゃあ、よーいドン!」
亮太と明日香は走り出した
「この暑いのに走るの?うわ〜朝香、日陰に行こ」
美咲もあんまり運動は好きではない