次の日はよく晴れて海水浴日和だった

男子が先に海に入る

暫くすると菜々美達もやってきた

海斗は菜々美の水着姿に少しぼーっとしていたら祐真に海水をかけられた

「うぉっ、何すんだよ」

「ぼーっとしてるからだろ(笑)女子に見とれてやがる」

「海斗エロっ!」

「何だよー、可愛いからいいだろー」

海水を返した

男子は無邪気だ

スタイルのいい菜々美はパーカーをはおっていたのに美咲に脱がされた

恥ずかしいのにー

「明日香みたいに筋肉つけたいな」

「菜々美は部活やってなくても家で動いてるから筋肉ある方だよ(笑)」

「私達も海に入ろうー」

海斗くんらと合流した



「え?菜々美泳げねぇの?」

「……うん」

「運動おん…むぐっ」

菜々美に口を塞がれた


「自分が運動苦手なのは自覚してますぅ」

朝香も泳げないみたいで最初から浮き輪を持っていた

「ほら、手引っ張ってやるからバタ足してみ?」

「絶対、絶対、離さないでね」

「もちろん(笑)」

菜々美は海斗に引っ張られバタ足を始めた

ぷっ、可愛い〜

「あの……休憩、ハァハァ」

2人で砂浜に座った



みんなはビーチバレーを始めた

「疲れた?」

「何かさ運動出来そうってよく言われるんだよね、ほんとごめんなさいなんだけど」

「まあ、スタイルいいからそう見えるかもだな、健は運動神経いいぞ」

「そうなのよね、母親同じなのに……
お父さんに似たのかなぁ」

「でも、小さい頃に動いてたらある程度の運動神経は身につくんだよ」

「そうなんだね、じゃあ自分の子には運動させなきゃ」

「意地でも俺がやらす」