そっか……私も子供なのか

「……ごめんね、迷惑かけちゃうかもしれないけど」

「いや、知っておいた方が色々助けれるしな」

「ありがとう、なるべく新谷くんに、迷惑をかけないようにするね」

「えーと、新谷って呼びにくいだろ、海斗でいいから」

「そういえばみんな呼んでたね」

「うん」

「じゃあ、海斗くん、これからよろしくね」

「まかせとけ!(笑)」

頼もしい委員長だ(笑)



何か少し心が軽くなった

とはいえ、する事は変わらない

「出来たから帰らせてもらうね」

「うん、いいよ、また明日な」



1週間後の放課後

海斗と菜々美はまた残っていた

「何かさ、関口先生さ、俺らに頼りすぎじゃね?」

「ふふっ、そうね、まあ授業が7時間あると思えば……」



私が行きたかった学校は7時間目があると聞いていた

それにプラス下校時間を考えると
放課後の1時間くらいは大丈夫かなと少し余裕も出てきていた頃だ

今日は宿泊訓練の各係が決まったので
色々とする事を振り分けていた

「成田はいつもいる4人組だな」


海斗も少し慣れて成田さんから成田に呼び方も代わっていた

「うん、海斗くんは?」

「俺も普段からいる亮太(りょうた)と祐真(ゆうま)」