「え」
「やっぱクラブリーグで一人で黙々とシュート練をしてきて持前の正確無比のシュートは文句のつけようがないんだけどね。」


ーーーードン!!
「い…」
激しく未茉と接触して倒れる村越に、
「お前もっと鍛えねーとそんなんじゃジャイ子に吹っ飛ばされるぜ!!」
未茉が怒鳴ると
「はっははっはすみません」
「キタロー、アイシングしてやって。」
「御意。」
未茉に指示されてキタローは男子の部室にやってきた。

(確か…この前アイシング用のクーラーボックスここに置いた。)

男子の部室を見渡し、アイスボックスを見つけ持ち上げた時に後ろの翔真のロッカーにぶつかってしまうと、はずみで扉が開いてしまった。
「む…」
何かを感じたのかロッカーを覗きこむと、

「!!?」

がっちゃん…
アイスボックスを自分の足に落としても何も痛みを感じないくらいの衝撃が走った・・・

そこには、でこぼこ〇ーションと忌々しいオイルが置いてあったからだ。