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昼休みの時間。
絢ちゃんを中庭へと連れて、ごはんを食べながら七瀬くんとの出来事や今までのことを話した。
話し終えた途端、絢ちゃんは一旦深呼吸をして、
「とりあえず、岡田さんノシに行く?」
ぎりぃ…と、爪が食い込んでしまうのではないかというくらい拳を握りしめた。
「…絢ちゃん、暴力はだめだよ」
「だって話聞いてて何回か殺意が湧いたもん。何でウチを呼んでくれなかったの」
真顔で言う程なので相当怒っている。
絢ちゃんは私や他の友人に何かあると本当に殴り込みに行こうとするから逆にこっちが冷静になる。
「そもそも岡田さんってめっちゃ男好きだよ。男と付き合うのは絶対2人以上っていう恋愛観を持ってる脳みそ激ヤバモンスターだよ!?」
「げきやばもんすたー……」
「あんな頭おかしい女の言うことなんか気にしなくていいって!ただ汐莉がかわいいから妬んでただけだよ!」
絢ちゃんはフンッと鼻で息をした後、険しい顔つきで卵焼きを一口頬張った。
「…でも、岡田さんの言ってたことは正しいよ。"何の努力もしていない"って言われた時、確かにその通りだと思ったし」
「そんなことない!汐莉、1年生の頃から綺麗になろうと毎日ずっと頑張ってんじゃん!!」
絢ちゃんはぐに〜っと、私の両頬を引っ張りながらそう言った。