そして、父や弟に大丈夫かと心配され、俺が責め立てられる。

それがどんなにおかしい事でも、泣けば直ぐ俺が悪役になる。

弱いものを守るなんて、
その弱い者からなにもされたこともないのにどうして守らなければならないのだろう…

そんな事を考える俺がおかしいのか、それさえも俺には分からなかった。

だから、暴力なら、平等だと思った…

だけど、平等なんてものは世界には無かったのかもしれない。

殴り合い、俺が勝てば逆ギレして別の日に複数人で俺を殴る…

そんな事を繰り返していた、
そんな時あの事件が起こった…