「俺も、佳奈が好きだよ…」

その言葉に私は思考が停止した。

え?い、今なんて…?

「もう一回言ってください…」

もしかしたら聞き間違えだったかもしれないともう一度聞くと、

「だから、俺も好きだよ」

すき?先生が?私のことを…?

「嘘…ですよね…?」

氷室先生は、少しむっとした顔をして

「だから、本当だって」

呆れながら紡いで(つむいで)くれる言葉に心が温かくなる…

「なぁ?このチョコ俺が食っていいか?」