「なんだよそれ!読めるかよ!変すぎるだろーもーっ!」



そう言いながら、空気の読めない蓮田は花に突っかかる。




「てか花お前、なんでそんなんすぐわかんのまさかお前つば、つばなんとか花ちゃん狙って、」




間に挟まれた飯豊がやばいと顔を引くつかせるのと、花の「あ?」というドスの効いた声がほぼ同時。



蓮田もさすがに一線を超えたことに気がつき「いや、」と吃る。花は、不機嫌な様子を隠しもせず、蓮田の机の上にあったルーズリーフを見下ろし、




「普通に読めんだろ。」