冬に花弁。彷徨う杜で君を見つけたら。
恋愛(その他)
完
0
サイケ ミカ/著
- 作品番号
- 1628379
- 最終更新
- 2021/06/27
- 総文字数
- 104,665
- ページ数
- 46ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,912
- いいね数
- 0
家に恋人を連れ込む、亭主の書斎
目掛けて、己が車で突っ込んだ。
チョウコは、半壊の家に車を
乗り捨てて、死者の杜へ 向かう。
本当は結婚する予定だった
恋人の魂が そこに訪れている
かもしれない。
もう何年も過ぎた時間に
反比例して、
チョウコは今も
かつての恋人に心を囚われている。
彼はまだ、あの海に沈んだ
ままなのだから。
目掛けて、己が車で突っ込んだ。
チョウコは、半壊の家に車を
乗り捨てて、死者の杜へ 向かう。
本当は結婚する予定だった
恋人の魂が そこに訪れている
かもしれない。
もう何年も過ぎた時間に
反比例して、
チョウコは今も
かつての恋人に心を囚われている。
彼はまだ、あの海に沈んだ
ままなのだから。
- あらすじ
- 大切な人や、大切なモノを失った
女3人のチョウコ、キコ、ワカナ。
道中で意気投合した3人は、
死者が詣でると云われる杜に
向かう目的で旅することに
一致した。
探す相手が成仏しているなら、
その杜にやってくるはず。
かつて、恋して愛した相手の魂は
その杜にちゃんと
来てくれているのだろうか?
初対面の3人は
向かう車の中で、
少しずつ自分の話を語っていく。
目次
-
- お嬢様怪獣のうたい文句
- 兄と妹
- キコはそのマジナイはしない
- 貴女とわたし巨大な看板の下で
- 3人目の女はリンネ
- カレー・に入れる肉
- 山から出ない魚と海に降りる魚
- 少し時間を遡る
- ギャラリスト女子旅に乱入して首輪か?
- 笠と杖
- 霧に覆われた入口の道
- ランチは下界と交差する高原で
- キコ。舟が見える峠まで
- キコ。地蔵の茶屋でみかん、まで
- キコ。必死の越前峠まで。
- キコ、宿ある集落まで。
- 女道中膝栗毛in自然の家
- キコ、ギョウニンの湯話
- 立春の理科室で玉子を3つ立てる
- チョウコ。桜の峠まで
- チョウコ。賽の河原の地蔵まで
- チョウコ。万才の分岐まで。
- チョウコ。本宮道近道山林
- 閑話、ギャラリストとカメラマンのGalaxy
- チョウコ。ジェットライナー乗り場前で。
- 海から繋がる旗縄の花墓陵
- ユアはリンネの
- リンネ。トルコタウンにて
- リンネ。切りの目展望まで
- 3夜目の宿は
- 旅漁師の港と老女
- リンネ。深夜の宿に迎える
- 港からの舟葬送
- 火葬の光
- ギャラリストとアーティスト
- 最後の女
- 何もかも想定外
- 生と港
- ハナフリ
- そして奇跡の日常へ
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