だけど、さっきまで照れたり
幸せそうにケーキを口に運ぶ彼女は
もうどこにもいなくて
完全に”ヒメユリ”の顔になっていた。


だから俺も俳優”五十嵐陸”として
ここからは真剣に話をし始めたーーー