「うわぁ~…!」


なんて幸せな光景。


「いただきます!」


目の前のケーキたちに
さっきまでの胸の高鳴りはどこかへ飛んでいき
私はケーキに夢中になった。


「ん~!!美味しすぎる…。」


「気に入ってくれたならよかった。」


「はい!もう全種類食べたいです!」


今まで食べたケーキの中でも一番だと思う。


「なら、また一緒に来ようか。」


「ん…っ!?」


突然のお誘いにケーキを詰まらせた。


「大丈夫?」


サッと水を渡してくれる当たり、紳士。


貰った水でケーキを胃に送り込み息を整える。


「い、一緒にって…、
ここは芸能人の方と一緒じゃないと来れないんですか?」


「全然、そんなことは無いけど。」