「そっかぁ。そうだよね……」
「じゃあ、とりあえずバイバイ!!服着替えたら、速攻で明日菜の家に向かう!!」
「うん!!」
夏海とバイバイすると家に帰り、制服を脱ぐ。
陸斗が中学校の制服を着た姿は、もう見れない__
なんだか、二度と会えないかのような喪失感を感じて、ベッドに横たわる。
その瞬間に鳴り響く、インターフォンの音。
夏海ったら、早すぎ。
そんな事を思いながら、1階に降りて扉をあけると、陸斗で焦ってしまう。
「あ!卒業おめでとう!!」
「ありがとう……。これ……」
その手にはこんぺいとう。
「ありがとう。これからはまた、学校別々になるね……」
「だよな!小学生の時さ!」
「うん?」
「小学生の時の卒業式!!」
そう言われ、昔の自分を思い出して恥ずかしくなってしまう。
「思い出した?俺が小学校卒業する時の明日菜……」
「うわあ、言わないで!!」
中学校に陸斗が上がる時、『同じ学校じゃなきゃ嫌!!』なんて大泣きしたっけ。
恥ずかしいけど、今もそのくらいシンドイ。
クスクス笑う陸斗に釣られて、私も笑ってしまう。
「じゃあ、とりあえずバイバイ!!服着替えたら、速攻で明日菜の家に向かう!!」
「うん!!」
夏海とバイバイすると家に帰り、制服を脱ぐ。
陸斗が中学校の制服を着た姿は、もう見れない__
なんだか、二度と会えないかのような喪失感を感じて、ベッドに横たわる。
その瞬間に鳴り響く、インターフォンの音。
夏海ったら、早すぎ。
そんな事を思いながら、1階に降りて扉をあけると、陸斗で焦ってしまう。
「あ!卒業おめでとう!!」
「ありがとう……。これ……」
その手にはこんぺいとう。
「ありがとう。これからはまた、学校別々になるね……」
「だよな!小学生の時さ!」
「うん?」
「小学生の時の卒業式!!」
そう言われ、昔の自分を思い出して恥ずかしくなってしまう。
「思い出した?俺が小学校卒業する時の明日菜……」
「うわあ、言わないで!!」
中学校に陸斗が上がる時、『同じ学校じゃなきゃ嫌!!』なんて大泣きしたっけ。
恥ずかしいけど、今もそのくらいシンドイ。
クスクス笑う陸斗に釣られて、私も笑ってしまう。