ポジティブな考えで居たいが、陸斗が私を好きになってくれるだなんて想像すら出来ない。



なんだか、悲しくて、胸が痛んだから、こんぺいとうを口に入れる。



なんて、返事を返そうか__

そんな事を悩んでいたら携帯が震える。




『こんぺいとうまだ有る?』



それは、陸斗からのメッセージで心が舞い上がってしまう。

心の何処かで夢とメッセージのやり取りをしていると、思っていた。

実際そうだとしても、私の事も気遣ってメッセージをくれたのも紛れも無い真実だ。



こんぺいとうの入った瓶を確認すると、まだ半分くらいは残っているのに。



『もう、後少しかない……』



なんて、嘘を付いてしまう自分が居る。

陸斗は優しい。だから、困っている私を見捨てれず、ここ(家)に来てくれるだろう。



会いたい__

ただ、それだけだった。



『連絡先交換して、正解だったな!すぐ持って行くから待ってて!』
『まだ、有るからゆっくり来てね!』



陸斗に会える__

そう考えただけで胸が踊り出す。



服をしっかり整えてら、髪をブラッシングして、陸斗が来るのを待ち侘びる。