夢の言葉の通り、夏海の痛みは和らいで来たみたいだ。


そんなにマッサージをしていた訳じゃないが、夏海の肌はトーンアップした感じがするし、輪郭がシュッとしたように見えた。


びっくりしながら、夏海の顔を見ていると優真の声が聞こえた。


「汁無くなったよー!!」


手を洗うと、梨の具合を確かめる夢。


「優真、バッチリ!!
次は、キャラメル色になるまで炒めてシナモンを入れるよ!」
「私、しようかな!」