友毅「葉月。髪の毛に蛍が・・・・・」
 香利「本当だ。蛍が止まってる。」
 芹斗「あ、飛んだ」
 
 葉月の髪の毛に止まった蛍は近くの葉っぱまで飛んだ。蛍は葉っぱに止まり点いたり消えたりを繰り返した。
 僕はそっとしゃがみ蛍を脅かさないように観察をした。
 
 芹斗「蛍って虫が光っていたんですね」
 佐代里「そうだよ。光るのはお尻だけど」
 葉月「私も近くで見たい」

 葉月も僕の隣にしゃがんで蛍をそっと観察した。葉月は目を輝かせながら蛍の光を見つめた。

 葉月「優しくて温かく感じる・・・・・」
 佐代里「この光景を見れるのはね今だけだから貴重な体験なんだよ」
 
 この綺麗で美しい光景が今しか見れないなんて知らなかった。貴重な体験をさせてもらえて僕の夏の良い思い出として心に残った。