皆で笑った。こうして2泊3日、より婆ちゃん家で過ごす日が始まった。まずは遊びに行く前にお昼ごはんを食べた。お昼ごはんはざる蕎麦。
 そして、お昼ごはんを食べ終わったら川へ遊びに行くことになった。

 葉月「それ」
 芹斗「葉月、掛けたな。それ」
 葉月「やったな。それ、それ、それ」
 芹斗「それ、それ、それ」

 僕は葉月と川の水を掛け合い遊んでいる。遣られたら仕返しをするその繰り返しをしながら水を掛け合いを続けていると、ピューと顔に水を掛けられた。
 
 芹斗「ビックリした」
 香利「うふふ。私の武器」
 
 犯人は香利だった。水鉄砲を持って悪戯笑いをしている香利の背中にピューと誰かが水を掛けた。